家の中が便まみれ「母を捨てたい」ワンオペ介護を16年続けた女性、解放されて待っていた“過酷な現実”「私、生きてられるのかな」

ABEMA Prime
(5/5) 記事の先頭へ戻る

■待っていたのは“抜け殻”のような日々

石橋和美さん(48)
拡大する

 心身ともに追い詰められていたが、その後、トキ子さんは施設に入り、2年前に亡くなった。長く続いた母の介護が、終わりを迎えたことに「ぶっちゃけ、ちょっとほっとした。若い頃に解放されたかった。せめてあと10年早かったら、もっと違っただろうなとは思う」と語った。

 費やした時間は16年。気づけば48歳になっていた。それでも、ようやく自分の時間が持てるはずであったが、その後体調を崩し、医師からうつ病と診断された。再就職は思うようにいかず、現在は生活保護を受給している。 

 結婚など考える余裕もなく、頼れる人もいない。今、人と関わる機会はほとんどない。 「私、生きてられるのかなっていう不安もある。いてもいなくてもいいよねって。抜け殻っていうか、虚ろっていうか、空っぽっていうか、そんな感じで。あ〜もうなんか全然だめだわぁ」。 

 介護を終え、残ったものは何もない。「『それはあなたが選んだ自分の選択でしょ』と言われても仕方ないとは思う」と、静かに胸の内を語った。

(『ABEMA Prime』より)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(23枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る