始まりは静かな心理戦。ゴング直後、ハウゼンが「Very Nice... Very Evil!」のポーズで威嚇。ウィルソンは攻めに出ようとするが、その不気味な動きに間合いを測りかねる。 だが、流れを動かしたのはウィルソンだった。パワーで押し込みコーナーへ追い込むと、トップロープへ。エルボードロップで一気に決めにかかる構え。「ここで終わるのか」という空気。
だが、本番はここからだった。飛び込もうとしたその瞬間、ハウゼンが両手を突き出し“カース”のポーズ。次の刹那——ウィルソンの背後で赤とオレンジのパイロが炸裂。炎の柱が上がる。しかも位置は絶妙に“股間付近”。「何今のw」「股間からファイヤーって何だよ」「こういうのでいいんだよ」と一気にファンが失笑まじりで崩壊。爆発と同時にウィルソンはバランスを崩し、トップロープから転落し漢を強かに強打。呪いで燃やされたかのような演出に「これは最強だ」「客が求めてるのは圧倒的エンタメ」と声が連鎖する。完全に体勢を崩した相手に、ハウゼンは迷わない。
立ち上がりかけたウィルソンへスイッチキックであっけなくカウント3。2分59秒、あまりにも短い試合時間。しかしインパクトの密度は異常だった。 試合後、リングサイドにいたザ・ミズが乱入を試みるも、照明が落ちる。再点灯した瞬間には花道を後にし、不穏な空気を残した。
この記事の画像一覧
