■老朽化した「青山宿舎」きれいで広い「赤坂宿舎」
議論の契機となったのは、日本維新の会の住吉寛紀衆議院議員がSNSに投稿した、家賃2万円台の「青山議員宿舎」の画像だ。港区六本木の一等地にありながら、築年数は60年を超え、室内は和室や風呂など、どこか昭和を感じさせる佇まい。EXIT・りんたろー。も「これを見るまでは『税金で贅沢するな』ってちょっと怒っていたが、青山宿舎を見たら若手芸人の部屋みたい」と困惑した。
この青山宿舎に10年以上住み続けている中道改革連合の衆議院議員・泉健太氏は、その実態を明かす。
「この場所で家賃2万円台はものすごくありがたい。赤坂宿舎より多少、国会から遠いが、子育ての費用もあるし、政治活動の費用もある。なるべく自分が関係する出費は抑えて、政治活動にお金を回したい。夏はすぐに室温が40度くらいにもなるが、若手からは『代わってください』と言われるほどの人気物件だ。これがリニューアルして家賃が上がると、むしろ困る」。
一方で、批判の的となっているのが「赤坂議員宿舎」だ。築19年で3LDK、約82平方メートルの広さがありながら、家賃は約12万4000円。周辺の民間相場が約53万5000円であることを考えれば、破格の条件だ。
現在、この赤坂宿舎に住む日本維新の会の衆議院議員・青柳仁士氏は、宿舎の役割について説明した。「宿舎の位置づけとして、もともと住む場所ではなく、東京にいる時に滞在する場所。仮に選挙で落選すれば、4日以内に退去しなければいけない。だから家具などもいろいろ置いていたら大変だ」とし、さらに「赤坂の家賃50数万円を、私のリアルな手取りでは払えない」とも述べた。
これには泉健太氏も「赤坂宿舎の失敗は、全部3LDKで作ってしまったこと。家族で住んでいる人はさほどいないので、300部屋ある中で1K、2DK、3LDKを100部屋ずつなどにしていれば、もう少し家賃を抑えられたという議員は結構いる」と付け加えた。
■私生活より政治活動費
