家賃はトイレ・風呂共有で月27万円「昼食は炊き出し」「もうメンタルやられた」生活苦に陥る日本人留学生たち…円安だけじゃない?東大生でも全落ちする“奨学金の壁”

わたしとニュース
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「一つの枠を取り合う形に…」東大生も苦戦する“奨学金の壁”

平良美奈子氏
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 優秀な学生であっても奨学金の獲得や現地での生活維持が困難な現状について、留学奨学金プラットフォームを運営する株式会社RyuLogの平良美奈子氏は「奨学金はそもそも数が少なく、倍率が非常に高くなっている」と説明する。

「例えば東大生同士でひとつの枠を取り合う形にもなっている。『優秀だから奨学金を取れる』とよく言われるがそういう事ではない。あるいは、『いい大学に行ってたら、家庭的に余裕がある』と言われるが、学校のレベルはあくまで本人の努力と能力を示す一つの指標。金銭的なところは関係ない。彼らも一生懸命にさまざまなチャンスを取りに行っているというところは理解してあげてほしい」(平良美奈子氏)

 さらに、奨学金情報の探しにくさも大きな課題となっている。さまざまな団体が独自のフォーマットで募集を行っているため、学生が自分で情報を探し出し、ひとつひとつ手作業で応募しなければならない現状がある。しかも選考の結果がいつになるかわからないということもある。「自分で探しに行くには無理がある構造になっている」という。

 平良氏は、グローバル人材を育てるためにも、奨学金の在り方については、民間を含めた議論が起きるべきだと提言する。

「今は『国が奨学金を出すもの』というイメージが強いが、グローバル人材を必要としているのは社会であり、会社である。民間やさまざまな大人が学生を支援していく、そうした座組をムーブメントとして起こしていく必要があると考えている」

(『わたしとニュース』より)

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