■「どう見られるか」まで意識を…不透明性払拭を狙うSNS発信の落とし穴
外遊をめぐる政治家のSNSの発信が、時には炎上につながってしまうこともある。澤井氏は次のように分析する。
「閣僚の外遊はメディアを通じて様子が伝わる。国会議員の外遊は、帰国後の会見で成果を伝えるとタイムラグが生じるので、外遊中にSNSを更新する傾向に。外遊の不透明性を払拭を狙う行動がミスにつながる可能性がある」
そうしたSNSの発信の仕方やバランスについて、伊藤氏は次のように分析する。
「2つの事例で言えば、SNSで投稿された内容以上に行動自体が問題視された。同行した時に観光に行ってしまったこと。またエッフェル塔の件についても、実は研修時間が数時間だったことも後から出てきて、その内容がさらに火種になったと思う」
「外遊は議員や国会議員団が行うが、やはり公費を使っている部分があるので、どんな成果が得られるのか、どんな取り組みをしているのかは皆さん関心がある。ただ、『1分1秒気を抜くな』というのは実際無理なので、それに付随する形で観光や息抜きをする。もしくは観光をしてその土地の文化や実際の空気感を知ることも日本の政治に還元できることではあるので、そうした理由や成果をきちんと示すことが大事だと思う。『どう見られるか』まで意識してもらった方がいい」
(『わたしとニュース』より)
