■日本版プロジェクト・グラスウィングの必要性
アメリカでは、ミュトスを攻撃側に使わせない一方で、金融機関を中心に事前に脆弱性を評価して対策を講じる取り組みが進んでいる。平氏は、これに倣い、「日本版プロジェクト・グラスウィング(Project Glasswing)」の立ち上げを提唱している。
「まずは金融分野からリードするプロジェクトを走らせ、重要インフラ全体に横展開していくべきだ。日本はビッグ3(オープンAI、アンソロピック、グーグル)と密に連絡を取っており、信頼関係がある。これに同盟国や同志国を加え、柔軟に対応できる組織を作るべきだ」(平将明氏)
一方で、国民民主党の玉木代表が主張する「AIの国有化」については、「全くのナンセンスだ。一民間企業が超大国を上回る力を持ち始めているという問題はあるが、国有化すればイノベーションが止まり、価値観の違う国に追い抜かれるだけだ。現実的な解決策ではない」と否定した。
■日常生活への影響とこれからの向き合い方
