トランプ大統領はなぜ狙われる?「レーガン暗殺未遂とは決定的に違う」南北戦争の再燃、アメリカの分断を国際政治学者が解説

(4/5) 記事の先頭へ戻る

 トランプ氏が口にした第16代アメリカ大統領、リンカーン。南北戦争で北軍を勝利に導き、国を統一し、奴隷解放宣言をしたことで知られる歴史上の偉人だ。南北戦争を乗り越え、アメリカは1つになるはずだった。しかし、リンカーンは暗殺された。そして、暗殺から8か月後には再び、白人至上主義を唱えるKKK(クー・クラックス・クラン)が結成された。

 戦争は終わったが、分断は終わらなかった。かつてアメリカには、「丸太小屋からホワイトハウスへ」という言葉があり、努力すれば上へ行けることが、アメリカの「機会の平等」だった。

 しかし1970年代以降、製造業は衰退し、格差は拡大した。「ラストベルト」錆びついた工業地帯では、雇用が失われ、地域社会が壊れ、人々は自分たちが見捨てられたと感じていた。格差、移民、銃、エリートへの怒り……。

 その怒りをすくい上げたのがトランプ大統領だというのが、専門家たちの評価だ。「この国の忘れられた人々は、もうこれ以上忘れられることはない。皆があなたに耳を傾けている」(2017年1月の大統領就任演説でのトランプ氏発言)。

 一方で反対派にとっては、民主主義や自由を脅かす存在にも見える。支持者には英雄、反対派には脅威。その極端な分断こそトランプ氏が狙われる背景だと、舛添氏は見る。「南北戦争の再燃。その象徴がトランプ大統領だ」。

 そんな中、イラン側の核問題先送りの提案を拒否し、大規模な戦闘作戦の再開を計画しているとの報道も。また、トランプ大統領は自身のSNSに「良い人でいるのはもうやめだ」とも投稿している。

舛添氏が今回の事件の背景について解説
この記事の写真をみる(21枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る