将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、棋聖、棋王、王将、23)に糸谷哲郎九段(37)が挑戦する第84期名人戦七番勝負第3局は5月8日、石川県七尾市の「和倉温泉 日本の宿 のと楽」で2日目の対局が行われている。盤上は激しさを増しており、両者の構想力がぶつかり合う中、正午になり昼食休憩に入った。
注目の“能登対局”は、解説陣も予想外だったという糸谷九段の封じ手を皮切りに、いよいよ本格的な戦いへと突入した。盤上は難解なねじり合いが続いており、ABEMAで解説を務める高野智史六段(32)は「お互い王様が戦場から近いので両者こわい形。それでも良い勝負だと思う」と語り、ギリギリの攻防ながら互角の形勢であることを強調した。
一方、同じく解説の深浦康市九段(54)は、盤に向かう挑戦者の様子に着目。「糸谷九段の表情はかなり深刻そうだが、局面はそんなことない。先手を持ちたい棋士も多いと思う」と分析した上で、「1局目、2局目で藤井名人の強さを体感しているので、ここでどうにかしたいと思っているのかもしれない」と、シリーズ初白星を狙う糸谷九段の重圧と胸中を推し量った。
藤井王将、糸谷九段が注文した昼食メニュー




