「ドラフト会議に参加して抽選をするのが長年の夢でした」。事前インタビューでそう語っていたノース・トラッズ神戸の谷川浩司十七世名人(64)が、5月9日放送の『JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026』ドラフト会議で、ついにその夢を最高のかたちで叶えた。オープンドラフト再指名において、中部トライキングス・杉本昌隆八段(57)との豊島将之九段(36)を巡る競合を制したのだ。
本大会は、超早指しの団体戦『ABEMAトーナメント』と、地域密着型の『地域対抗戦』を融合させた新シリーズ。全国8チームの監督が、自らの戦略に基づいてメンバーを指名する。特にオープンドラフトでは、地域を跨いだスター棋士の獲得が可能となり、監督の手腕と「くじ運」が勝敗を大きく左右する。
谷川監督は、1巡目の藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)の抽選には敗れたものの、続く豊島九段の指名では迷わず参戦。予備抽選で1番を引き当てると、本抽選でも見事に当たりくじを掴み取った。当選を確認した瞬間、レジェンドの顔には爽やかな「満面の笑み」がこぼれ、その喜びの深さを物語っていた。
「中部から関西に移籍してほしいとラブコールを送っていた」
