母親による無理心中か「何も手助けができなかった」悔やむ近隣住民…元刑事は「“心中”は真実を覆い隠す言葉」と指摘 長野阿智村・親子3人遺体

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 犯罪心理学者の出口保行氏は、今回の事件を無理心中とはまだ特定されていないことを踏まえたうえで、一般論としてその背景をこう読み取る。

「一家の誰かを殺害することありきで殺害して後追いするというパターンなのか、自分が自殺しようと思っている時に巻き込むか。形態的には同じだが、目的は全く違う。(経済状態などで)この子たちを残していたら生きていけないと思い、道連れにするパターンもある。家族内のいさかいがあり殺人を起こすパターンも当然ある」

 出口氏によれば、殺人事件のおよそ5割が家族間や親族同士だという。警察庁の統計では令和2~4年で44.7~47.1パーセント、令和元年(2019年)には54.3パーセントとなっている(警察庁の資料より)。

 「家庭は逃げられない。お互いが離れられない中でストレスがたまっていって、憤まんや不満が蓄積する一方になってしまう」と語った出口氏は、家の中から発せられたSOSを第三者が気づくことは困難だとして「家庭内でどういうストレスが発生する状況にあったか、外部の人にはわからない」と語った。

元刑事は「“心中”は真実を覆い隠す言葉」と指摘
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