「女性の高学歴化で少子化になる」はウソ?60年前日本で起きた丙午“産み控え”データが証明する新事実

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◾️結婚や出産への影響は「限定的」40代前半で差はなくなる

NewsPicks for WE編集長の川口あい氏、本間智恵キャスター
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 野口氏らのチームはそこに注目し、結婚と出産に関しても調査した。

「初婚、つまり最初に結婚するタイミングは、教育機会が高かった人たちが平均で約2週間遅れる。初産は大体40日ぐらい遅れる」

 高学歴化が進んだ1967年の早生まれの女性たちは、他の年の同じ時期に生まれた女性たちに比べて、結婚がおよそ2週間、初産がおよそ40日とわずかに遅くなったことがわかった。しかし、それも40歳を過ぎる頃に変化が現れるという。

「40歳になる時にはだいたい追いついちゃったというか、ほとんど変わらなくなるということです」

 高学歴化でわずかな遅れはあるものの、23歳〜48歳までの推移を見ると、若いときに見られる結婚や出産の遅れは解消されて、40代前半にはほぼ差がなくなることが明らかになった。

「180万人を比べることによって、『教育効果』いわゆる結婚や出産に対する効果というのは、あまり大きくはなかったことが証明された」

 この結果について、川口氏は次のように語った。

「ここに合わせてバースコントロールできるかというとなかなか難しいことだと思うのですごく驚いた。丙午について調べた時に、ある大学教師の方が言っていたのだが、起因となっているのは江戸時代のフェイクニュースの拡散、まさに“迷信”があるようだ。それがこれだけの社会影響を起こしていて、さらにこういった結果(迷信)につながっていることがすごく不思議な感覚になる。結果的に67年の早生まれの方たちの進学率が上がったことは、社会現象としても特徴があるなと思った」

「また、教育水準の向上が結婚や出産に与える影響は限定的であると、こういった形でも証明されているのは非常に前向きだと思う」

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