藤井聡太名人はなぜ「面白い将棋」を目指す?“名人に定跡なし”トップランナーが目指す王者の像 将棋藤井聡太 2026/05/17 21:49 拡大する 将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、棋聖、棋王、王将、23)が糸谷哲郎九段(37)をストレートで下し、防衛4連覇を果たした第84期名人戦七番勝負。激闘の末の防衛から間もない藤井名人が記者会見に応じ、穏やかな笑顔を見せながら今シリーズの総括と自身の思い描く将棋観について語った。 決着局となった第4局は1日目から前例がなくなるなど、力戦が続いた今シリーズ。4連覇を果たした率直な心境を問われると、藤井名人は「急所が掴むのがむずかしい将棋で、苦しくしてしまった場面が多かった。感想戦が終わったばかりで、まだ自分の気持ちの上でも対局の振り返りが少し中心になってはいます」と、勝ってなお盤上に思考を巡らせていることを明かした。その上で、「シリーズとして、序盤から未知の展開になって、その中で一手一手考えるというのは自分にとっても非常に新鮮でもありました。本局でやっぱりちょっと苦しい将棋もありつつ、4連覇という結果を出せたということは素直に嬉しく感じています」と喜びを噛み締めた。 続きを読む