しかし、佐藤は俳優の道に進む勇気が持てずに、大学を卒業後リクルートに就職。黒柳が「すごいですね。いい会社に入ったのですね」と言うと、佐藤は「もちろん、もちろん今も素晴らしい会社だし」と認めつつ「でもね、うーん…一日で辞めちゃったんですよね」と肩を落とす。
そして「向ヶ丘遊園というところに独身寮があって、そこに全部自分の荷物を置いたまま、そのまま深夜の鈍行で愛知県に帰っちゃうんですよね」と振り返った。
黒柳が「なんで?」と聞くと、佐藤は「分かりきってたことなのに『あ、俺これで本当に役者諦めるんだ』と。その時にもう実感した。分かりきってたことなのに。そしたらね、いてもたってもいられなくなって、鈍行で帰っちゃった」と当時の心境を説明した。
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