ゴールレスで迎えた51分、京都が右サイドから崩しにかかる。ボックス脇でボールを受けたMF奥川雅也が、MF中野瑠馬とのパス交換でゴールライン際までボールを運び、右足でクロスを入れる。ふわりと上がったボールに対して、長崎のMF翁長聖がヘディングで処理しようとしたが、高さを見誤り後逸。すると後ろのスペースに走り込んでいたエリアスが、低姿勢のヘッドで合わせると、これがゴールネットを揺らした。
チームとして4試合ぶりの得点に湧き上がるスタジアム。エリアスもゴール裏のサポーターに向かってセレブレーションを行った。すると直後、突然何かを思い出したように、他のチームメートたちに「向こうにいけ」と指示を出す。
そのままベンチの方に走り、途中でチームメートたちを引き連れ、最後はテクニカルエリアでMF佐藤響やDFアピアタウィア久らと抱き合っていた曺貴裁監督の元へと走って向かった。京都のベンチ前では、曺貴裁監督とエリアスを中心に歓喜の輪ができた。
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