
旭川市の女子高校生が殺害された事件の裁判で、現場とビデオ通話でつながっていた少年が証言台に立ちました。当時「落ちろ」「死ねや」という声が聞こえたと話しています。
少年「落ちろ」「死ねや」聞こえた
検察側
「内田被告は、女子高校生になんて言っていた」
当時16歳の少年
「『死んだふりをしている』と言っていた。ばかにするような言い方で」
「『落ちろ』『死ねや』という声が聞こえました」
検察側
「内田被告は『落ちろ』『死ねや』は何回言っていた?」
当時16歳の少年
「覚えていないですが、複数回」
28日、証言に立ったのは当時16歳の少年です。
女子高校生が橋から転落するまでの様子をLINEのビデオ通話を通じて聞いていた立場です。通話時間は8分9秒。その一部始終をリモート会議システムを使って証言しました。
内田被告と少年は、女子高校生を留萌市の道の駅へ呼び出し、長時間にわたり監禁したとされています。
先に帰宅した少年でしたが、女子高校生を心配して内田被告に電話を掛けたところ、内田被告はビデオ通話に切り替え、神居大橋の上で暴行している様子を見せてきたといいます。
検察側
「最初に見たのは?」
当時16歳の少年
「Aさんが、橋の手すりに座っているところを見ました。裸でした」
検察側
「様子は」
当時16歳の少年
「泣いていました」
検察側
「言葉は」
当時16歳の少年
「すみませんって言っていました」
検察側
「何について」
当時16歳の少年
「写真をばらまいたことについて」
その間、少年はスピーカーで女子高校生と話をしたといいます。
当時16歳の少年
「『態度気を付けてって言ったじゃん』と言いました」
検察側
「女子高校生の答えは?」
当時16歳の少年
「『すみません』でした」
女子高校生殺害 裁判
少年の証言が核心に迫るのは、ここから。転落の瞬間です。
八重樫和裕主任弁護人
「立ち去る音は、X(少年)が聞いている」
当時16歳の少年
「内田被告の『早く行こう』という声がした」
内田被告は女子高校生を押したのか、押していないのか。その瞬間を聞いていた少年が語りました。
当時16歳の少年
「見ているのも苦しいというか。あまりよく思わなかったです」
検察側
「通話は切っていない?」
当時16歳の少年
「切ってしまったら、女子高校生に対する暴行を止める人がいなくなって、エスカレートすると」
女子高校生が橋から転落するまでの8分9秒について、当時16歳だった少年が証言しました。転落したとみられるその時まで、電話はまだつながっていたといいます。
内田被告は押したのか、押していないのか。共犯の女と内田被告は、証言が食い違っています。
共犯の女は「梨瑚さんは被害者の肩甲骨のあたりを両手のひらで押しました」(27日の裁判)。一方、内田被告の弁護側は、「立ち去った後に、叫び声が聞こえた」(弁護側の冒頭陳述)としています。
この時、画面は暗くなったものの、音声はつながっていたと少年は証言します。
検察側
「暗くなったあと、音声は聞こえた?」
当時16歳の少年
「『早く行こう』という」
検察側
「誰?」
当時16歳の少年
「内田です」
検察側
「どうなったと思った?」
当時16歳の少年
「女子高校生を置いていくのかなと」
検察側
「何か言った?」
当時16歳の少年
「内田被告に『どうするんですか』と言いました。(内田被告は)『被害者の親が来るから』と話して、通話が切れました」
この少年は、この事件で監禁の非行行為で少年院に送致されています。
(2026年5月28日放送分より)
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