レトロゲームに囲まれて…効率化の現代における「コレクター」が呼びかける生きがい「自分の生きてきた軌跡が見える」激レア品に囲まれる日々

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■古民家を140万円で購入 「ゴミ屋敷」と言われるコレクションへの情熱

貴重なレトロゲーム
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 ライターのニポポ氏は、レトロゲームの収集にのめり込んでおよそ30年。そのコレクションの量は膨大だ。幼少期からゲームが好きだった同氏は、20代の頃に実家の押し入れで昔ハマっていたゲーム機を発見したことをきっかけに本格的な収集を開始した。過去には潰れるゲーム店のセールなどで爆買いし、1日で500本以上のゲームを購入したこともあるという。

 集まった大量のコレクションを保管するため140万円で古民家を購入し、それを専用の「コレクタールーム」に改造した。“お宝”を見つければ遠方まで出かけていく。

 「LSI(電子)ゲームから、10円ゲーム、あとはテレビゲームあたりを集めている。最もヤバいのが、不思議な形のテレビのような青いやつ。これがドリームキャスト内蔵テレビで、世界に5000台しかない。市場に出たら100万円くらいしたが、5000円で買えた。お店が北海道だったので、フェリーで行った」。

 自宅にコレクションを置けなかったのは、妻の目を気にするところがあったからだ。

「自宅は嫁が怖いんで(苦笑)。『ほこり臭い』と怒りますから。『捨てるか、どこかにやるかしてくれ』みたいな感じで。嫁からするとゴミなので」。家族からは「ゴミ」扱いされながらも、自らの情熱を傾けてコレクションを維持している。

 コレクターとしてのこだわりは、ゲームを「プレイする」ことよりも、その存在自体を所有し「眺める」ことに向けられている。1980年代に発売された、一見ガンダムのフィギュアに見えるがパカッと開けるとLSIゲームになっている貴重な玩具や、1983年発売のブラウン管つきゲーム機「光速船」なども番組内で紹介され、艶やかな音やグラフィックが見られた。

 しかし、同氏の関心は動作の有無にとどまらない。「1個1個、形が面白い。もう電池で動くかどうかもわからないが、基本的に僕は動くか動かないかはあまり興味がない」。さらに、コレクションが多すぎるあまり、自身の所有物を把握しきれていない現状についても明かしている。「(自分が何を持ってるかは)基本わからない。なので、3回ぐらい同じものを買ったりするが、でも3つあってもいいかなと思える」。

■楽しむだけではない意味「歴史的価値の保存」
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