AI時代は先手必勝のはずが…!?新ルール「先手番入札制度」で棋士の個性が爆発 あえて後手番を狙う駆け引きにファンも興奮/将棋・ABEMA地域トーナメント2026 ABEMA地域トーナメント 2026/06/06 11:30 拡大する 将棋の早指し団体戦「JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026」予選Aリーグ第1試合、TDIルシーグ横浜VS九州サザンフェニックスが5月30日に放送された。今大会の開幕戦となった本試合では、新たに導入された「先手番入札制度」が大きな注目を集め、盤外での極限の駆け引きと棋士たちの豊かな個性が浮き彫りになった。 ファンはもちろん、棋士の間でも大きな話題となっている「先手番入札制度」。対局開始前に、両対局者が先手番を得るために削ってもいい持ち時間を「競り」にかけ、高い時間を提示した方が先手番を獲得するルールだ。プロの公式戦では先手勝率が約52%とされているが、昨今のAI研究の進化により、トップレベルやAI同士の対局では70〜80%、コンピュータ同士の対局にいたっては80〜90%が先手勝ちとなる結果も出ている。そのため、現代将棋においては「先手を狙いに行く棋士が多い」というのが事前の見立てであった。しかし、持ち時間5分という超早指し戦ならではの事情も絡み、開幕戦は意外な展開の連続となった。 続きを読む