■手袋やアセトンが入手困難…ネイルサロンへの打撃と工夫
ナフサの供給不安の影響は、美容業界にも及んでいる。エステサロンとネイルサロンを経営する笠野智有氏は次のように話す。
「手袋にナフサ由来のものが使われているので、いつも商材を購入しているサイトとかも入手困難な状態になっていて、かなり困っている」
「あとは全身脱毛。人の肌に直接触れたりする施術が大変多いので、ゴム手袋を必ず使用しています」
「ネイリストの中にはジェルアレルギーを持っているスタッフもいて、必ず手袋をしないと施術ができない体質」
ジェルネイルやスカルプネイルなどは当面入手が見込めているものの、ナフサ由来の製品だけに予断を許さない状況だという。さらに、ネイルを落とすための溶剤に関しても非常に困っているそうだ。
「アセトンが今は大変品薄になっていて手に入らない。今はなるべくアセトンを使わずに機械でオフするやり方を私たちのサロンでは行っている」
機械という代替手段があるなら乗り切れるのかと思いきや、そう簡単な話ではないようだ。
「マシンも使える方とか持っていないネイリストが結構いると思うので、そういう方はアセトンで落とさないといけないので、かなり打撃なのではないか」
そして、ネイルもエステもこの時期ならではの需要が追い打ちをかけているそうだ。
「この暑い時期になるとサンダルに皆さんなるので、フットネイルもする方が増えていて、(お客さんが)逆に増えている。私たちの使う商材の頻度の方が増えている状態」
こうした様々な分野への影響について、ニクヨ氏は次のように語る。
「言われてみれば、いろいろな部材などが全部ナフサ由来のものだったことがわかった。衛生面のことを考えると“使い捨て”ということなのかもしれないが、そこをクリアして、繰り返し使ったりするとか、そういう工夫をしながらやるしかないのかなとは思った」
「政府はホットラインなどもあると言っているが、それですぐに解決するというのはちょっと考えにくいと思う」
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