「皇族減少問題」愛子さまは“結婚後も皇室”に?なぜ配偶者の身分付与に抵抗感?能條桃子氏が指摘「まさに日本の家制度の感覚」…皇室典範の行方は

わたしとニュース
(4/5) 記事の先頭へ戻る

■「配偶者と子」の身分明記見送りと“家制度”の感覚

 議論されてきた案の一つは、女性皇族が結婚後も皇室に残るというもの。しかし、結婚した後の配偶者や子どもの身分については明記が見送られた。これについて野中記者は次のように解説する。

「有識者会議の報告書では、『配偶者と子は皇族の身分を有せず、一般国民としての権利義務を保持し続けることが考えられる』という言い方で、配偶者と子は皇族にならないという考え方を提起していたが、これに対して何も言わないで明記を見送った形になった。一部野党からも主張が反映されたと評価する声も上がっているが、引き続き配偶者と子にも皇族の身分を与えるべきだと主張している政党も当然残っている」

 さらに、一部の保守派からの懸念について次のように補足する。

「現在の皇室典範では(父方が天皇につながる)男系男子に限って皇位継承を進めているので(母方が天皇につながる)女系天皇の実現はない。一部の保守派からは、配偶者と子にまで皇族の身分を付与すると女系女性の可能性を残してしまうという声も上がっている」

 ANN世論調査では、「女性皇族の夫や子どもを皇族とすべき?」という質問に対し、「皇族とすべきだ」が49%、「皇族とすべきではない」が40%と意見が割れている。女性皇族の配偶者や子どもに身分を与えることへ、保守派の議員などが示している“抵抗感”について、能條氏は日本の「家制度」の感覚を指摘する。

「これまでも男性皇族との結婚に伴い、一般の女性が皇族に加わるということがあった。そうしてもらわないと子どもを産んでもらえないということで、身分を与えてきたのだと思うが、それが男女で反対になると、結婚する相手の男性や子どもに身分を与えたくないと。なぜそれが気持ち悪いと感じてしまう人がいるのかを考えた時に、女性は結婚する時に空っぽで中に入ってくれる、そしてそこに染まってもらえるものだから女性に皇族の身分を与えること自体は家に入るみたいな考え方。でも、男性の場合は(家を背負っているので)違うところがあると、まさに日本の家制度、そういう感覚があるからこの議論があるのではないか」

旧宮家からの養子案…「養子に男の子が生まれれば皇位継承権」に物議
この記事の写真をみる(10枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る