※本記事には性暴力に関する具体的なエピソードが含まれています。再発防止や更生・治療を目的とした取材ですが、気分が悪くなる方は、ご自身の体調や心の状態に合わせ、閲覧をお控え下さい。
かつて10人以上の子どもへの性加害に及んだ小児性愛者の男性と、過去に性被害に遭ったという恋人の女性。加害者と被害者という相反する立場でありながら、ともに歩む二人の姿から、性被害をなくすための新たなアプローチが浮かび上がった。
ABEMAとテレビ朝日報道局による共同プロジェクト「改めて、取材しました。」では、児童買春や児童性加害問題の解決に向けた道のりを探るべく、過去に性加害に及んだ加藤孝さん(63)と、そのパートナーである女性、そして性暴力をなくす活動を続けるNPO法人との対話を取材した。
加藤さんはパートナーの千野恵子さんとは、アルコール依存症の自助グループで出会い、交際して8年目になる。2人は常に手を繋いで行動している。加藤さんによると、このスキンシップは、根本的なところにある「ホッとした安心・安全な感覚を得たい」という欲求の表れであるという。千野さんは加藤さんの過去について「容認されることではないけど、病気の1つだと認識していたので、よく打ち明けてくれたという気持ちだ」と理解を示す。しかし、千野さん自身もまた、20代の頃に摂食障害の治療中、車に乗せられて性被害に遭い、山奥に捨てられたという被害者だ。
「性加害者と性被害者がタッグを組んで性被害をなくしていきたい」
