【W杯】スローイン5秒、選手交代10秒以内 2026年北中米大会から変わる主な4つのルール

6月12日(日本時間)に開幕するFIFAワールドカップ2026北中米大会。
史上最多の48カ国制やラウンド32の新設に注目が集まる一方で、今大会ではルールにも複数の変更が加えられる。

国際サッカー評議会(IFAB)が、試合のテンポ向上と時間稼ぎの削減を目的に新たなルールを承認し、スローインやゴールキックの時間制限、選手交代の厳格化、VARの対象拡大などを導入する。

世界最高峰の舞台で適用される新ルールは、試合展開や戦術にも少なからず影響を与えそうだ。

なぜルールが変わるのか?

近年のサッカー界では、スローインやゴールキック、選手交代などを利用した時間稼ぎが問題視されてきた。
国際サッカー評議会は「効果的なプレー時間を確保するための実践的な手段」を求めるサッカー界全体の声を受け、試合の流れを止める行為への対策を強化した。

スローインとゴールキックは5秒ルールを導入

今大会からは、審判が遅延行為と判断した場合、スローインやゴールキックで5秒間のカウントダウンが行われる。
カウント終了までにボールがインプレーにならなければ、スローインでは相手チームのスローイン、ゴールキックでは相手チームのコーナーキックとなる。

交代で下がる選手は10秒以内にピッチの外へ

今大会からは選手交代にも時間制限が設けられる。
交代で下がる選手は、交代ボードの表示後10秒以内にピッチ外へ出なければならない。

時間内に退場しなかった場合、交代で下がる選手は退場する必要があるが、交代で入る選手は試合再開から1分経過後の最初の中断までピッチに入ることができない。
つまり、チームはその間一時的に数的不利な状況で戦うことになる。

このルールはすでに導入が始まっており、5月31日に行われた日本代表対アイスランド代表の国際親善試合でも対象となった。

アイスランド代表は選手交代の際に時間超過の違反を取られ、一時的に10人での戦いを強いられた。
日本代表はその数的優位の時間帯にゴールを記録しており、新ルールが試合展開に影響を与えた一例となった。ワールドカップ本大会でも、選手交代の対応が勝敗を左右する場面が出てくるかもしれない。

負傷治療後は1分間ピッチ外へ

負傷によってプレーが中断され、ピッチ内で治療や状態確認を受けた選手は、プレー再開後1分間はピッチへ戻れない。
負傷を利用した時間稼ぎを防ぐことが目的で、試合のテンポ向上が期待されている。

VARの対象範囲も拡大

VARにも変更が加えられる。
これまでは介入できなかった「明らかに誤った2枚目のイエローカードによる退場」や、警告・退場の対象選手を取り違えたケースについても確認が可能となる。
判定精度の向上と公平性の確保が狙いだ。

よりスピーディーなサッカーへ

今回の改正は、プレー時間を増やし、試合の流れを途切れさせないことを目的としている。
ワールドカップ2026では史上最大規模の大会だけでなく、新ルールによって生まれる新たな駆け引きにも注目が集まりそうだ。

日本代表のスケジュール

FIFAワールドカップ2026北中米大会
グループステージF
6月15日(月)午前5時 オランダ戦 ダラス(アメリカ)
6月21日(日)午後1時 チュニジア戦 モンテレイ(メキシコ)
6月26日(金)午前8時 スウェーデン戦 ダラス(アメリカ)
※試合日時は日本時間

外部リンク
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