一方、若手棋士たちはそれぞれのペースで白熱のレースを満喫した様子。柵木幹太五段(28)は「最初の1周を超絶安全運転してたらみんなより10秒くらい遅かった。運転免許を取るのを諦めようかなと思います」と自虐まじりに語り、服部慎一郎七段(26)も「前を走る柵木さんを抜くかどうか迷って、怖すぎて抜けなかった」と、盤上とは違うビビリな素顔を覗かせた。
個人対決となったこのレースを制したのは、33秒968というトップタイムを叩き出した青嶋未来七段(31)。事前の「安全第一」宣言から一転した見事な走りに、澤田真吾七段(34)が「割とせっかちなタイプなので、それがいい方向に向いたかなと思います」と分析するなど、終始和気あいあいとしたムードに包まれていた。盤を離れた棋士たちの無邪気な姿は、本戦に向けてチームの結束力を高める良いスパイスとなったようだ。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)


