■「似たり寄ったりな量産型」は淘汰される時代へ
一方で、YouTube全体を見渡すと、近年は収益化を止められるクリエイターが相次ぎ、声を上げる事態も起きている。この収益化停止の背景について、 Google公認プロダクトエキスパートの竹中文人氏は「大きな影響があったのが、AI生成動画を使用したチャンネルや、フリー素材を中心としたチャンネルの停止だ。AIで誰でも簡単に動画が作成できるようになったが、自動で作られた動画やフリー素材と合成音声を組み合わせただけの、似たり寄ったりな量産型の動画が溢れるようになった。YouTubeは視聴者の満足度を優先するため、今まで以上に厳しい審査を行って、こうした低品質な動画の収益化を厳しく停止していると考えられる」と解説。
番組がGoogleの広報担当者に取材したところ、「ここ数年で違反措置が急激に強化されたという事実はない。時代やトレンドに合わせてポリシーを常に更新しており、それに基づいて従来通りポリシー違反を確認した動画やチャンネルなどに対して措置を講じている」との回答が得られた。
これからのYouTuberが気をつけるべき点について、竹中氏は、「社会みんなのインフラになったからこそ、広告を出してくれる企業を守るためにも、その動画が本当に安全で危険ではないクリーンな内容か。どこの国や地域で見られても問題ないかを、クリエイター自身も気にしなきゃいけない」と指摘した。
■万人に受けるよりも「狭くても愛される世界」を
