その差は1秒!「先手番入札」で“忍者”同士の究極の心理戦 屋敷九段VS服部七段の盤外駆け引きにファンも「やしきの1秒」/将棋・ABEMA地域トーナメント2026

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 対局前から両者は激しい火花を散らした。今期から導入され、大きな話題を呼んでいる「先手番入札制度」は、勝敗に直結することもあるため、各チームが趣向を凝らして心理戦を繰り広げている。屋敷九段は「先手獲れるかな」と悩ましげな表情を見せつつも、「様子見」を強調してマイナス1秒を入札。自分の持ち時間を極力減らさないための究極の1秒を投じたが、これまでの予選対局の入札傾向から見れば、かなり消極的な入札とも言える。

 一方、注目の集まった服部七段は「先手を獲りに行った方がいいのかな」としつつも、書き記したのは「0秒」。入札時間が同じ場合は振り駒で決定するが、後手番でも構わないという意思の表れとなった。

 互いの入札時間が発表されると、マイナス1秒と0秒、その差はわずか1秒という究極の読み合いに、両軍の控え室は大盛り上がり。中部の澤田真吾七段(34)が「さすが“忍者”同士」と声を上げれば、北海道・東北の中村太地八段(38)も「超ビックリっす!」と、高度な心理戦に大興奮の様子だった。視聴者からも「さすがのギャンブラーの感よ」「これは笑うわw」「やしきの1秒」「1秒で先手は味がいい」といったコメントが相次ぎ、盤外の駆け引きにファンもすっかり魅了されていた。

 注目の対局は、角換わりの戦型から屋敷九段が仕掛ける展開に。しかし、勢いに乗る服部七段が“先輩忍者”を猛追。中盤以降は強者の指し回しで圧倒し、122手でチームに大きな先勝を持ち帰った。なお、この試合全体は北海道・東北バルペックスが5勝3敗で勝利を収め、1位決定戦へと駒を進めている。

◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロックに分け全8チームによって競う団体戦。各チームは監督1名とドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成される。予選は4チームずつ2リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出。試合は5本先取の9本勝負で、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。今大会より「先手番入札制度」を採用。対局開始前に持ち時間を「競り」にかけ、提示した時間がそのまま対局時の持ち時間からマイナスされる。
ABEMA将棋チャンネルより) 

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予選Aリーグ 第2試合 北海道・東北バルペックス vs 中部トライキングス
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