■「やれない自分を責めないで」多忙な親へ、SHELLYがアドバイス
親独占タイムを作るにあたって、塩崎氏は食事の時間をともにすることをおすすめしている。食べることは子どもの心をほぐし、親の言葉を受け入れやすくなるという。また、「いつも寂しい思いをさせてごめんね」「大好きだよ」といった自己肯定感が高まる言葉をたくさんかけることも大切だそう。
こうした愛情表現や声かけについて、SHELLYは次のように語る。
「『愛している』と伝えたり抱きしめるという行為は、(自分が)西洋文化で育ってきているので、照れることなくできる方だと思う。ただ、“褒める”があまり上手にできないと思うことがあるので、最近自分で意識しているのは“できて当たり前”と思うことも褒める。『今日もできたね』『言われなくてもできたね』と、自分の中でよかったと思ったことをちゃんと口に出すようにしている」
さらに塩崎氏によると、親独占タイムの効果を倍増させるコツとして、1週間前から予定を伝えておくといいそうだ。1週間子どものワクワクが続き、自分を見ていてもらえることを確認できる時間が延びるためだ。
このように親が愛情をしっかり伝えることが重要だとわかっていても、忙しさやワンオペ育児などで物理的に時間が取れず、苦しんでいる親も少なくない。そうした親たちへ、SHELLYは次のように呼びかける。
「子育てに関する話で『こういうことをするといいよ』『子どもにとってこういうことが大事だよ』という話をすると、ただでさえ頑張ってやっているのに、自分がやれないことを知ることによって罪悪感が増えてしまうこともある。子育てについていろいろ知ることはすごく大事だと思うし、自分も知ろうとするけど、まず“生かすこと”これができていたら万々歳。その中で子どものハッピーをどうやってサポートするか。どこでどう愛情を注ぐか、自分の時間をどう使うかはみんなそれぞれ。そして大前提、親がハッピーじゃないと子どもは絶対にハッピーじゃないというのはもっとみんなに感じてほしい」
様々な子育ての情報に触れてプレッシャーを感じるのではなく、自分たちのペースで愛情を注ぐ形を見つけていくことが重要だ。親がハッピーでいることこそが、子どもにとっても一番の幸せなのかもしれない。
※塩崎尚美教授の「崎」は、正式にはたつさきの字。
(『わたしとニュース』より)
