隣の席といえば、散々議論されつつ長年、解決の糸口が見えないのが「肘掛け占有問題」だ。なぜ解決しないのか。社会心理学専門の新潟青陵大学の碓井真史教授は、相手のことを察して“譲り合う能力”が近年落ちていることが原因ではないかという。
「昭和の頃はお店に行けば、お店の人と話をしながら買い物をしていた。そういう中で人間関係能力が鍛えられていたが、これが全部なくなった。全部無言で買い物ができたり、便利で豊かな社会になったので、人間関係力が下がっている」(碓井教授、以下同)
「世の中全体が『個室化』していると言う。『ここは私が買ったスペースだから、この中では自由に振る舞っても良い』とみんなが思っていると譲り合いが難しい。リッチな映画館のような椅子ができてしまえば、問題はぐっと小さくなるだろうが、(新幹線は)それはできないというのが問題」
では、肘掛けの使用の際、どのように振る舞えば良いのか。「正しいことを言う時ほど下手に出た方が良い。『すいませんが…』という感じで言って、相手に恥をかかせないというのがコミュニケーション能力です」。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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