■国民のジェンダー意識は変化しているのに…「男系男子」へのこだわり
“男系男子”にこだわる考えの人も一定数いる一方で、今の時代、男女にこだわる必要がないと考える人も増えている。瀧波氏は、愛子さまの誕生から現在に至るまでの国民の意識の変化に触れ、次のように語る。
「愛子さまがお生まれになってから、そして両陛下が即位されて今に至るまでの期間でジェンダー意識自体も変わってきた。国民もそのお姿をずっと見てきて、意識が変わってきたところもあると思う。女性や男性にかかわりなく(天皇に)なってもいいのではないかという感覚の人は今とても多いと思うが、そこまで進んできて『今これやっているの?』という。すごくズレを感じる」
天皇は国民の象徴であるにもかかわらず、皇族のあり方が国民の感覚と大きく違うところにあるのではないかという指摘について、谷口氏は…。
「象徴というのは、国民生活を反映した形での象徴なので、天皇家だけが唯一、国民生活と乖離したところにあるというのはおかしな話になってしまう。今の日本の人たちがどのような皇室のあり方を望んでいるかということはすごく重要なポイント。」(谷口氏、以下同)
議論の中での「男系男子」へのこだわりについて谷口氏は…。
「伝統という言葉の中に秘められているが、本当は近代、明治以降の話。もっと昔の伝統には当てはまらないというところが議論の中で全部抜け落ちている気がする」
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