18日、衆議院政治改革委員会において、政治資金規正法の一部を改正する法律案の各案を議題とした審議が行われた。中道改革連合の後藤祐一議員が企業団体献金について与党側を追及する中で、連立を組む自民党と日本維新の会のスタンスの違いが浮き彫りになるとともに、自民党の勝目康議員の答弁をめぐって審議が3度にわたり一時ストップする事態となった。
【映像】「ちょちょちょ止めて止めて」3連続ストップの瞬間(実際の様子)
後藤議員は、日本維新の会の金村龍那議員に対し、「企業団体献金を全面禁止することは憲法違反でしょうか?」と質問。金村議員が「憲法違反でないという考え方が広く周知されていると認識しております」との認識を示すと、続いて自民党の勝目議員に同様の質問を投げかけた。
勝目議員は、憲法が政治活動の自由を保障していることや企業も寄付の自由を有すると説明し、「憲法上によって保障されている自由だと感じております」と回答。後藤議員が「はっきりお答えください。憲法違反でしょうか?」と重ねてただすと、「憲法上の課題を惹起する可能性があるものだと承知をしております」と答弁した。これを受け、後藤議員は「同じ法案を提出している維新の提出者と自民党の提出者で憲法との関係で根本的に考え方が違う。これでは議論できないじゃないですか」と指摘した。
次に後藤議員は、多額の企業団体献金が政策を歪める可能性があるかと質問。金村議員が「当然、歪める可能性があるからこそ、我が党は一貫して企業団体献金の廃止について訴えてまいりました」と答えた。
後藤議員は「明確に『ある』という答弁でした」と述べ、勝目議員に対しても「多額の企業団体献金が少なくとも政策を歪める可能性はあると思うでしょうか?」と質問した。勝目議員は「どのような政治資金であっても政治を歪めることはあってはいけないと思っております」と答え、自民党としては「禁止よりも公開」を原則に掲げ、国民監視のもとで適正な政治を行っていきたいと主張した。
後藤議員は「全く答えておりません。時間稼ぎやめてください」と述べ、「多額の企業団体献金が少なくとも政策を歪める可能性があるかないかを答えてください。関係ないこと言わないでください」と追及した。勝目議員が「企業団体献金にかかわらず、政治資金によって政治が歪められることはあってはいけないと考えておりますので、透明性をしっかり確保して適正な政治を行ってまいりたいと考えております」と答弁すると、後藤議員は「『あってはいけない』って『べき論』を聞いてんじゃないんです。可能性があるかないかを聞いてんです。3度目です。ちゃんとお答えください」とさらに迫った。
これに対し、勝目議員が「ですから、抽象的・一般的にそういうことを言うことではなくて、そういうことが起こらないように、我々として、政治家としてそういう運用をしないといけないということでございます」と答えると、後藤議員は自席から「答えてない。こんな大事な問題に答えないのダメ。ちゃんと答えてください。歪める可能性があるのかないのか。答えてないって。これ制度の根本だから」と発言しヒートアップ。さらに「ちょちょちょ止めて止めて」と訴えた。委員長はこれに応じる形で速記を止め、審議は停止となった。
2回目、3回目の審議停止に
