将棋の第85期順位戦A級1回戦が6月18日に行われ、佐々木勇気八段(31)が伊藤匠二冠(叡王、王座、23)に137手で勝利した。この結果、佐々木八段はリーグ初戦を白星で飾り1勝0敗、A級初参戦の伊藤二冠は黒星発進で0勝1敗となった。
4連覇中の藤井聡太名人(竜王、王位、棋聖、棋王、王将、23)への挑戦権を争う総当たり9回戦の長き戦いにおいて、佐々木八段が幸先の良い白星スタートを切った。
二冠保持者で今夏の王位戦七番勝負への挑戦権も獲得している伊藤二冠は、今期A級リーグに初参戦。勢いそのままに本局を優位に進めていたが、相入玉模様となって佐々木八段に逆転を許し、黒星を喫した。
ABEMAで解説を務めた佐藤慎一六段(43)は、「序盤からお互いに手探りで手の難しい将棋でした。局面が動いたのは夕食休憩明けからで、少しずつ後手の伊藤二冠がリードしていましたが、92手目の飛車切りで流れが変わりました。先手玉が容易に寄らず混戦となり、終盤は先手玉が入玉できるかの勝負になるかと思いましたが、123手目の飛成~後手玉の寄せを狙った馬の一手が、佐々木八段のさすがの手順であっという間に体を入れ替えて後手玉を寄せきりました」と解説。「最後まで大熱戦でした」と総括していた。
勝利した佐々木八段は、次戦で名人経験者の豊島将之九段(36)と対戦。敗れた伊藤二冠は、2回戦で第83期名人挑戦者だった永瀬拓矢九段(33)と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





