6月4日に行われた開幕戦の第1局は、藤井棋聖が99手で快勝。7連覇に向けて幸先のよいスタートを切った。一方、自身初のタイトル戦という大舞台に臨んでいる挑戦者の服部七段としては、これ以上リードを広げられるわけにはいかず、本局で何としても星を五分に戻したいところだ。
注目の第2局は、服部七段の先手番。タイトル戦ならではの独特の緊張感にも慣れ、先手の利を活かして自身の持ち味である躍動感ある攻めを引き出せるかがカギとなる。後手番となる藤井棋聖がそれをどう受けて立つのか、あるいは機を見て鋭く反撃に出るのか、序盤の構想から目が離せない。
本局の舞台となる「日光金谷ホテル」は、現存する日本最古のリゾートホテルとして知られる。日本の建築美に西洋の家具や備品がとけ込み、クラシックホテルならではの雰囲気が漂う由緒ある空間だ。趣深い歴史的建築を舞台に繰り広げられる最高峰の戦いを制するのはどちらか。




