19日、参議院本会議において、立憲民主党の打越さく良議員が、高市総理の陣営をめぐるネガキャン(誹謗中傷)動画疑惑について追及した。打越議員の質問に対し高市総理が答弁を行ったが、議場内からは複数のヤジが飛び交う展開となった。
【映像】高市総理に「見苦しいぞ!」ヤジの嵐の瞬間(実際の様子)
打越議員はまず、昨年の自民党総裁選や本年2月の衆議院選挙で、総理の公設第一秘書が他候補に対する中傷動画の作成や大量拡散に関わっていた疑惑について質問した。打越議員は、今月5日の参議院予算委員会での総理の答弁内容に誤りがあったとして、自民党側から答弁訂正の申し出があったことを指摘。打越議員は、問題の答弁について、動画拡散を自ら告白する起業家男性とのオンライン会議を行なっていたと認めていた高市事務所の文書回答を、総理自身が明確に否定した件に関わるものだとして、「部分的な訂正や取り消しで済まされる問題ではありません」と主張した。これに対し、議場内から「そうだ!」とヤジが飛んだ。
打越議員は続けて、「総理、まず、この時の答弁が虚偽答弁であったことをお認めになり、この場で国民に対して謝罪すべきではないでしょうか?」と迫った。再び議場内からは「そうだ!」とヤジが上がった。
さらに打越議員は、総理がこれまで「秘書も確信は持てないと言っている」などと曖昧な答弁を繰り返してきたとした上で、「週刊文春」の続報で声紋鑑定の結果「同一人物の音声と推定してよい」との鑑定結果が出たと報じられたことを指摘。公設第一秘書と起業家男性との間で行われていたとされる中傷動画作成についてのやり取りや、秘書が具体的に中傷動画の作成を指示していたと思われるメッセージの内容も公表されていると言及し、「総理、『公設第一秘書はこの起業家男性と一切面識がない』という答弁は虚偽であったことをお認めになりますか?」とただした。これに対しても議場内から「そうだ!」とヤジが飛んだ。
打越議員は、公設第一秘書と起業家男性との関係や中傷動画の作成・拡散等の関わり、この男性が販売した「サナエトークン」にどこまで関与していたのかなど、全て再調査して明らかにするよう要求。「中傷動画の大量拡散によって民意が歪められた可能性と、そして、一国の総理大臣が国会で虚偽答弁を繰り返していた可能性が問われる問題です」と述べ、真相究明のため、予算委員会で理事会協議要求事項となっている総理の公設第一秘書の参考人招致に応じるよう強く要求し、再審法改正案の質問に移った。議場からは拍手が起きた。
「参考人に来てもらうしかない!」など複数のヤジ
