「国民の生活を縛る方に…」高市総理が目指す“マッチョな改憲”に法学者が警鐘

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■「生活を縛る方にきている」法学者が懸念する“マッチョな改憲”

 高市総理の改憲への意欲や国会での議論について、谷口氏は次のように懸念を示した。

「憲法を改正したいと出てきているポイントが9条や緊急事態条項といった、割とマッチョなところが多い。例えば同性婚を認めるために変えようとか、人権に関わるメニューを増やそうというところではなく、私たちの生活を縛る方にきているのが特徴だ」

 さらに、憲法が本来誰のためにあるのかという点について、憲法99条を引き合いに出して解説。

「条文の実質的な一番最後に、憲法を守らなければいけない人たちについて書いてある。それがいわゆる権力者と言われる人たち。天皇又は摂政、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重して守る義務がある、と書いてある。ここに『私たち』は出てこない。私たちは憲法を守る側ではなく、権力者に『守れ』と言う側だ」

「権力者は私たちの人権を守らなければいけない。歴史的に見ても人権は獲得する戦いである。人権は抵抗権の一種のようなもので、歴史的に見ても人権は権力者から獲得する戦いであり、権力を持つ人に『NO』と言うためのものだ。そういう成立経緯がわかれば、憲法が何かと言われたら、権力を縛るものであり、憲法による政治を仕組みの中でやるものだということがわかる」

改憲で「国民を縛るもの」に?⇒「意識をもっと高めていかなければ」
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