東武鉄道 北関東ブリッツァーズの藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)が、満面の笑みでモニターを食い入るように見つめていた。6月20日に放送された将棋の早指し団体戦「JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026」予選Bリーグ第2試合。この日の第2局は、新導入の「心拍数」リアルタイム表示によって対局者の“心の声”が丸裸にされ、ファンも棋士も釘付けになる人間ドラマを生み出した。
第1局を神戸チームが先勝して迎えた第2局は、北関東の羽生善治九段(55)と、KOYOHD ノース・トラッズ神戸の谷川浩司十七世名人(64)による監督対決となった。平成の将棋界を牽引し、数々のタイトル戦で名勝負を繰り広げてきた両雄の激突に、両チームの棋士たちも少年に戻ったように目を輝かせていた。
特に注目を集めたのは心拍数表示だ。対局前、羽生九段は「初めての試みで、どういう風になるのか。視聴者の方にもすごく直接的に棋士の動揺が伝わっているのではないでしょうか。面白い企画だと思います」と意気込みを語っていた。
「上がってますね」
