毎日の排泄介助、便で汚れる室内…認知症の母を16年間ワンオペ介護した48歳女性の絶望と苦悩「何の罪にもならないのであれば、私は母を捨てたい」

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「死にたいっていうより、とにかく消えたいんです」ワンオペ介護の苦悩

和美さんの用意した食事をとる認知症の母
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 石橋さんには、3歳離れた姉がいるが、結婚して地元を離れているため、介護のほとんどをひとりで担う「ワンオペ」の状態であった。この環境で働くことは難しく、姉からの金銭的な援助はあったものの、母親の年金に頼る生活が続いた。夕食時、小さな鍋からお椀へとスープを注ぎ、ご飯やお茶と一緒にお盆に乗せて、母の元へと運ぶ。「ご飯。はい、食べて」と声をかけると、母親は「はい」と答えてゆっくりとご飯を食べ始めた。ディレクターが「美味しいですか?」と尋ねると、母親が「美味しいよ」と答え、ディレクターの「嬉しいですね、娘さんが作ってくれて」という言葉に「そう?」と返す様子を、石橋さんは少し後ろから見守っていた。

 しかし、終わりの見えない日々は確実に心を蝕んでいた。石橋さんは「もうなんか、死にたいっていうんじゃなくて、とにかく消えたいんです。私が母を捨てる。それがもし何の罪にもならないのであれば、私は母を捨てたいです」と、たったひとりで母親と向き合い続けた末の、限界を超えた本音を絞り出していた。

不安や悩みを抱えている方は、以下の窓口などに相談をしてみて下さい。
厚生労働省「まもろうよ こころ」
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
※受付時間は都道府県によって異なります。

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