「クチャラーがどうしても嫌」「寿司店で鼻をすする人が」実は被害者多数?直接注意しにくい“音ハラ”問題「音が幻聴になりうつ病に発展する場合も」専門家が指摘

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■無自覚な加害者と「証拠に残りにくい」難しさ

 職場、友人関係、外出先など、どこでも遭遇する可能性がある音ハラスメント。日本ハラスメント協会の村嵜要代表理事は、音原の発生源が自分の日常生活との近さに難しさがあると指摘する。

「音ハラに対して、例えば『うるさい』とか会社にクレームを入れた場合に、その『クレームを入れた方がおかしいのではないか』と思われてしまうリスクもある。毎日会社に行かないといけないことを考えると、悩みを打ち明けることに躊躇する人は多いのではないか」(村嵜氏、以下同)

 さらに、音に悩む側には別の難しさも立ちはだかっているという。

「音を出している側は本当に無自覚で、これぐらい仕事で通常多少出る音だろうと『自分は間違ったことをしていない』という考えがおそらくある。音で悩まれている方は、周囲の人も悩んでいるかがわからず、音を出している側と悩まれている方のギャップは間違いなくある。もう一つの問題なのが、この音というのは言葉ではないので証拠に残りにくい。確証を取りづらいという難しさがある」

 この見解を受け、三輪氏は次のように問題提起を行う。

「ハラスメントと表現せざるを得ないから今、音についてもその表現になっていると思うが、厳密にはハラスメントとは言えないのではないか。でも、ハラスメントと言えなくても、苦痛を感じていることについて悩みを打ち明けるのはいいと思う。ハラスメントかどうかで区別をしてしまうと、『ハラスメントじゃないから対応できません』になる可能性がある。そうではなく、より良い職場環境を作るためにどうするかという問題設定にシフトした方がいい」

パワハラに匹敵する悩み?音ハラを見極める「3つの基準」
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