久保が2試合連続欠場のシャドーは…
それでも体力的な消耗が少ないGKは、やはり3試合連続で鈴木彩艶(パルマ)に任せるだろう。最終ラインはチュニジア戦と総入れ替えし、渡辺剛(フェイエノールト)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、瀬古歩夢(ル・アーブル)のセットか。前節で攻守においてほぼ完璧な働きを見せた冨安健洋(アヤックス)と板倉滉(アヤックス)の可能性も捨て切れないが、彼らは伊藤と並んで長くコンディションに悩まされてきた過去もあるだけに、決勝トーナメントを見据えて温存するのではないか。
ちなみに、スウェーデンの最大の売りは、アレクサンダー・イサク(リヴァプール)、ヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)というワールドクラスの2トップ。この“デカくて速い”2トップを目掛けたロングボールを使った攻撃に対抗するため、過去2戦のようにマンツーマン気味ではなく、ゾーンで数的有利(3対2)を作る戦術的な微調整も必要になるかもしれない。森保監督は強力2トップについて「(5-1で大勝した)チュニジア戦は参考に分析しているし、世界的にも素晴らしいストライカー」と評し、板倉も「リスク管理のところはしっかりする必要がある」と警戒した。
ダブルボランチは、チュニジア戦と同じく佐野海舟(マインツ)と田中碧(リーズ)と予想。佐野は2試合連続でフル出場中だが、過去2シーズン連続でブンデスリーガ全試合に先発出場した規格外のタフガイだけに問題ないだろう。もし休ませるなら瀬古をボランチに回し、鈴木淳之介(コペンハーゲン)を左CBに入れる形になるはずだ。
2試合連続スタメンだった堂安と中村を温存するなら、両WBは菅原由勢(ブレーメン)と前田大然(セルティック)か。左は鈴木淳を回す形もありえるが、本来DFだけに攻撃面で手詰まりになる可能性が小さくない。まずは前田で戦い、攻撃的に出るなら中村、守備的に振る舞うなら鈴木淳という起用法になると読む。
シャドーはまず、オランダ戦で左膝を負傷した久保建英(レアル・ソシエダ)がキャンプ地に残って調整しており、2試合連続で欠場決定。ボランチ兼シャドーの鎌田を休ませるならば、伊東純也(ゲンク)と鈴木唯人(フライブルク)が先発だろう。ただ、左右いずれかに塩貝健人(ヴォルフスブルク)、町野修斗(ボルシアMG)というFWタイプを置き、ファイナルサードでは2トップ気味にしてくる可能性もあるか。
CFはチュニジア戦で2ゴール・1アシストと躍動した上田綺世(フェイエノールト)を休ませ、小川航基(NECナイメヘン)が先発と見る。大穴は後藤啓介(シント=トロイデン)だ。とりわけWB、シャドー、CFの攻撃陣は、ラウンド32を見据えたプレータイムの管理はもちろん、試合会場のダラスは炎天下が続いているため(前日の6月25日は最高気温が34度、最低気温が26度)、交代カードをどう切っていくかも肝要になる。
ちなみに、今大会の森保監督は、オランダ戦で前田、チュニジア戦で鎌田をシャドーに起用し、2戦目は3バックを2枚入れ替えるなど周囲を驚かせる采配も少なくない。このスウェーデン戦でも、驚きの選手起用があるかもしれない。注目のグループ最終戦は、日本時間で6月26日朝8時のキックオフ予定だ。
取材:北健一郎
文・構成:ABEMA TIMES編集部



