勝利した藤井竜王・名人は、「際どい将棋だと思っていた。銀が攻めに参加する形になり、攻めがつながりそうな展開になったのかなと思った」と総括。次戦の準決勝に向けて、「目の前の一局に全力を尽くすという気持ちで頑張ります」と意気込みを語った。
一方、佐藤九段は、「中盤は(後手に)細かく攻めをつなげられ、方針があべこべになってしまった。強く対応しないといけないところでできず、純粋に精度を欠いていて中盤を切り抜けられなかった」と振り返った。
昨年の第73期五番勝負でタイトルを失い、今期は挑戦者として覇権奪還を目指す藤井竜王・名人。本局の快勝によって自身の公式戦連勝記録を「13」に伸ばしたほか、2026年度の成績も無傷の8戦全勝とした。並み居る強敵が揃う過酷なトーナメントにおいて、絶対王者としての圧倒的な勝負強さを存分に見せつけている。
一方、敗れた佐藤九段は、第63期以来11期ぶり2度目となる王座挑戦を目指して大一番に臨んだ。しかし、藤井竜王・名人の猛攻の前に自陣を立て直すことができず、ベスト8で無念の敗退となった。
勝利した藤井竜王・名人は、次戦の準決勝で丸山忠久九段(55)対木村一基九段(53)戦の勝者と激突する。実力者同士の対決を制し、再び五番勝負の舞台へと帰還できるか。快進撃を続ける藤井竜王・名人の次戦に、さらなる注目が集まる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





