■「自分をちょっと認められたような気がした」
ウッディさんが一人暮らしを決意したもう一つの大きな理由が、性欲の問題だった。他の同世代と同じように、中学・高校生の頃から性的な関心や欲求は芽生えた。でも、指先しか動かないことから、自分ではどうにもできなかった。家族にも言えず、ひとりで悩みを抱えてきた。苦悩をかかえていることさえも知られれば、周囲の人に引かれてしまうのではないか、関係性が崩れるのではないかと不安を抱え続けてきたという。
一人暮らしを始めてから、障害者専門のプライベートサービスを月に1回利用するようになった。「ずっと我慢してきた生理的な部分で、体が軽くなったり、身体的な部分ももちろんあった。でもそれ以上に、普段の生活の中とは違う人との触れ方、そういう思いを持っていいんだっていう、自分をちょっと認められたような気がした」と話す。
一人暮らしの理由としての割合についても「結構大きい。もちろんそれだけじゃないけど、割合としてはすごく大きかった」と率直に述べる。そして「月1回のサービスで全部叶えるかというと、もうちょっと選択肢が増えたらいいと思う。でも、もともとそういう選択肢が全くない生活をしていた中で、今ようやくそういう選択肢が出てきた。あとは自分がもっと稼いで余裕を作っていくところが今の目標」と続ける。
最後に、同じような障害を持つ人々に向けて、「障害を持つ人がどう生きたいか、どう過ごしたいかは人それぞれ違う。やりたいと言える空気感、できるかわからないけど、それを言ってもいいという空気感の中で生きられるのが一番大きい。自分も言えない時期がずっとあった。自分と似た障害の人も、そういうことがもっと言えるような社会になってほしい」と語った。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧
