「理由なき不登校」とは?学校行かずゲームしたい子に将来の不安が...親の思い「本当は行ってほしい。フリースクールは送り迎えが必要で、不安感も強い」

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■不登校の理由

東佑丞さん
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 社会人の東佑丞さんは、「小学1年生から中学2年生までの約8年間、不登校だった。ずっと行けなかったわけではなく、“行ける期間”と“行けない期間”を繰り返した。自分では『なぜ行けないのか』を言語化できず、親や先生から聞かれても、原因を話せない状況だった」と振り返る。

 国立大学医学部に通う中村なのはなさんは、高校時代に不登校を経験しながら、大学受験に合格した。「高校2年の5月から、行けなくなった。進学校で課題の量も多く、毎日小テストがある。文武両道を掲げる高校で『二兎を追え』とばかりに、部活もバリバリやっていた。周りに頑張っている子が多く、いま思うと自分も頑張っていたが、当時は自分の“できていない所”ばかり目について、病んでしまった」。

 不登校支援の専門家である小幡和輝氏は、「僕にも不登校経験はある。学校が楽しくなくて、休みがちになったタイミングで、『なんでズルしてるんだ』といじめられて、完全に不登校になった」と明かす。

 現在はフリースクールを運営しており、「これまで2000人くらいサポートしたが、理由を言語化できる子の方が少ない。共通するのは『学校が楽しくない』。今の子に増えているというより、これまでも思っている子はいたが、言えなかったのだろう」と考察する。

 そして、20年前の経験と重ねつつ、「『行かない』と言っても、無理やり連れて行かれた。行かないことを肯定してくれない空気感があった。最近になって、文部科学省や社会全体が不登校を許容する空気になり、『行かなくてよくないか』という価値観が目の前にあふれてきた」と語る。

 冒頭に紹介したあさみさんは、息子が不登校な理由を「楽しいことがない。コミュニケーション能力の弱さから、友だちもいない」と説明する。「本当は学校に行ってほしい。フリースクールなどにも連れ出しているが、送り迎えが必要で、不安感も強い。『ママ居て』と言われれば、仕事を休んで付き合わないといけない」。

■「先生は学校が好きでその仕事を選んだ人。不登校の気持ちは分からない」
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