■「何のために今日を生きているの」親の思い
親としての見解はどうか。あさみさんは「自分が楽しんで学校に行っていたため、『学校いいじゃん。行きなよ』と考えるが、手や足を引きずっても絶対に行かない。『あそこなら誰々に会える』と希望があれば、生きていて楽しいが、朝起きて『何のために起きたの』『何のために今日を生きているの』という感じだ」という。
長男はゲームをしているが、「ゲームをしていても、していなくてもつらい」のが現状だ。ただ周囲の反応は「最近では『うちの子が不登校で』と言っても、『私の親戚も』『友だちの子も』というケースが増えてきた。『行かせてないんだ』という視線はさほどない」のだそうだ。
当事者だった中村さんは、周囲をどう見ていたのか。「母親は私を見て、一緒にしんどくなる。よく『子どもは自分より大切』と言うが、母も『なんとかしてあげなきゃ』となっていた。母は趣味で長い距離を走り、元々100kmのウルトラマラソンを走っていたが、私が不登校になったことを理由に、200km、300kmと伸ばそうとしている」。
教育社会学者の土井隆義氏は、「親は孤立しがちのため、親同士のネットワークや、自分の関心を持てることがあるといい。親が子どもだけを見ていると、子どももしんどくなる。親に趣味を持ってもらった方が、かえって子どもも楽になるのではないか」とアドバイスした。
(『ABEMA Prime』より)
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