犯罪心理学者の出口保行氏は「よく言われているのは、コツと勘とセンス。この3つがいいかどうかということは警察官の能力を決定している」とコメント。
「コツというのは、基本的にはコミュニケーション能力。相手とのコミュニケーション、それが疑う人であれ被害者の方であれ、その人とのコミュニケーション能力をどう高めていって、いろいろな情報をどうやって引き出すことができるのか。これがコツの部分になっている。勘というのは勘がいいとか悪いとか、それもそうだが、それよりも心理学の世界ではリスク認知とよく言うが、『ここにどんな危険性が潜んでいるのか』『危なさがあったのかなかったのか』というのをかぎ分ける能力。これが鋭いかどうかも大きい」
「それからセンス、これが一番大事なポイント」と続けると「今ここにあるもの、こういう証拠があって、そこから何を推測することができるのか。よく今『プロファイリング』という言葉をみなさん聞くと思う。これは統計的に『こういう事件はこういうところに犯罪者が出やすくて、次はこういう犯罪をしやすい』というのを予測していく能力。結局、プロファイリングというとなんとなく格好いいようなイメージがあるが、実際は日本の警察官だったら一人ひとりがそれをやっている。それが非常に素晴らしいので、日本の警察は常に優秀だと。だからコツ、勘、センスがどう機能しているのか。それを機能させることができる組織であるのかが事件解決には一番影響する」と語った。
「担当の刑事を変えてもらうことはできるのか?」という質問に秋山氏は「捜査本部はピラミッド型になって、捜査一課長や二課長がいて、段々一つのチームになる。だからその幹部がどう見るか。『この捜査員はちょっと無理かな』といったら変えることも可能」と回答。しかし「ご遺族の方から言うこともできる?」という問いには「本来ならご遺族の人が言ってほしいが、なかなかご遺族の人が言ったからといって人事を変えるというのはほとんどない。残念ながら…」とコメントした。
「捜査本部でも犯人を検挙する捜査員と、被害者班というのがある。被害者班の捜査は非常に大事。被害者班の捜査員がいかにご遺族の気持ちを分かってあげるか、それは非常に大事」(秋山氏)
「ただ、形式的な仕事ではやっぱり駄目だと思う」と続けると「ご遺族の意見も聞く、そして捜査の内容も言える範囲はご遺族に伝える。これも絶対に必要だと思う。何もかも、例えば遺族が『どうなってますか?』と言ったら『捜査上言えません』とよく言われるが、それはどうかなと思う。ある程度、後々の公判が維持できる内容であれば『これだけのことをやっています』『こういう捜査やります』とご遺族に説明義務はあると思う」と自身の考えを述べた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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