「ダウンだろ!」空手女子、渾身のカウンターが“ノーダウン”判定 ファン困惑

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 山口は2023年の全自衛隊拳法選手権大会で優勝した実績を持ち、独特なステップからの出入りの速さと、鋭くコンパクトなジャブ、そこから伸びる右ストレートを武器にする実力派だ。

 問題のシーンは1ラウンド1分過ぎに訪れた。じりじりと距離を詰める樹里が放った右ローキックに対し、山口が完璧なタイミングで右ストレートのカウンターを合わせた。強烈な一撃を顔面に被弾した樹里は、たまらず尻もちをつくようにリングに崩れ落ちる。ダウンかと思われたが、レフェリーはこれをスリップと判断。実況が「ノーダウンです!」と叫ぶと、解説を務めた一馬も「ガードの上だったのかな。いいタイミングでしたね」と続いた。

 一方、このスリップ判定に対してABEMAファンからは「ダウンだろ!」「ダウンでええやん」「これはダウン」といった困惑気味の声が相次いだ。

 2ラウンドに入ると山口はさらに攻勢を強める。40秒過ぎ、樹里がサイドキックで山口の鋭い踏み込みを懸命に牽制するが、山口の突進力は止まらない。山口は一瞬の隙を突いて鋭く踏み込むと、強烈な右ボディを突き刺し、すかさず返しの左フックを振り抜いた。この鮮やかなコンビネーションで樹里は吹き飛ぶように倒れ、正真正銘のダウンを奪ってみせた。

 立ち上がった樹里は首を振りながら「ダウンじゃない」とレフェリーにアピールしたもののカウントは8まで進み、山口の圧倒的な破壊力が証明される形に。その後も山口の猛攻は止まらず、ワンツーから右ローキックまで綺麗にまとめるなど的確な打撃で樹里を圧倒。3ラウンドも手数は落ちず、キレ味鋭い打撃で完全に試合をコントロールしてゴングを聞いた。判定結果は3-0(30-26、30-26、30-27)のフルマークで山口に軍配。圧倒的なパフォーマンスを見せた山口に対し、ファンからは「体の強さに差がある」「おもろい女子出てきたな」「相当いい選手」「初めて見たけどええやん」「パンチが速い」など絶賛の声が相次いだ。解説の一馬も「いい選手出てきましたね。ステップもそう、右ストレートの精度も。今後が楽しみ」と、元自衛官ファイターの底知れぬポテンシャルに太鼓判を押した。

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