【WWE】SMACK DOWN(6月26日・日本時間27日/イギリス・ロンドン)
「ロンドンで開催された、アメリカWWEマットのメキシコ(AAA)のタイトル戦」という何とも難解なシチュエーション。跳んで跳ねての「ルチャリブレスタイル」で会場が沸き立つなか、日本のファンが盛り上がったのは「小橋建太そっくり」のあのチョップの完全再現オマージュだった。
WWE「SmackDown」で行われたAAAクルーザー級王座戦。王者レイ・フェニックスとネイサン・フレイザーの試合は、機動性重視の噛み合う展開に。高速かつハイフライ攻勢のルチャリブレスタイルが全開の一戦のなかで、"日本スタイル"が垣間見える瞬間に実況やファンがざわつくひと幕があった。
試合はリープフロッグ合戦、ネイサンのレッグスイープからクイックカバー、フェニックスがクレセントキックをかわし睨み合いと超高速バトルで幕開け。その後もネイサンのバックフリップ、フェニックスのロープ綱渡りからのダイビング・クロスボディでニアフォールと目まぐるしい応酬が続く。場外戦でもフェニックスがクロスボディを完璧に決めると、ネイサンも対抗しノータッチ・トペ・コン・ヒーロ。互いの飛距離が会場の熱を押し上げる。
ハイフライヤーたちの見ごたえある攻防が続くなかで日本のプロレスを彷彿とさせる無骨な攻防も飛び出す。リング中央での打撃戦で、フェニックスがチョップを連発。小気味よく連発するチョップは、小橋建太のマシンガンチョップの完璧なオマージュ。ファンも思わず「小橋建太」「完全に小橋のフォーム」とその再現度に反応する。
実況席でも藤沢俊一郎アナウンサーが「おー、マシンガンチョップですね」と意外な選手から飛び出したジャパニーズ・スタイルに目を丸くすると、解説の「週刊プロレス」井上光編集長が「レイ・フェニックスはノアへの参戦経験もあって、2013年にGHCジュニアタッグ王座、GHCジュニアにも挑戦してますからね」と経歴を紹介。ノアへのスポット参戦時の小ネタを披露すると、新規ファンから「へーNOAHに来てたのか」と声が上がった。
目が覚めるマシンガンチョップから、フェニックスはさらに"ハンドスプリング・スタナー"〜"ファイアーマンズキャリー・ネックブレイカー"とハードな攻撃を連発。ネイサンもバク宙フェイントから雪崩式スーパープレックス、さらにスーパーキックで両者ダウンと過激さを極めると最大級の賛辞「This is awesome!(ヤバい試合だ)」が自然と沸く。
試合後半もジェットコースター的展開。ネイサンがアナウンサーデスクに顔面から激突する衝撃のトペ誤爆シーンから、フェニックスの"勝ち確"フロッグスプラッシュをキックアウトし粘りを見せると、最後は王者フェニックスがとどめの"メキシカン・マッスル・バスター"で3カウント。"戦う王者"を掲げるレイ・フェニックスが、激戦の末に挑戦者を退けた。
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(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)
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