GPSの精度が10メートル→5センチに? 100億年に1秒の誤差「光格子時計」がもたらす可能性と最先端の研究 地震の予測にも効果か

ABEMA Prime
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■「10メートルのズレが5センチに」GPSへの直接的な影響

GPS精度上昇
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 1秒の基準が精密になることで、私たちの生活に最も直結する変化として挙げられたのがGPSの精度向上だ。木原氏は「GPSで自分のスマートフォンの位置情報を見るとズレがあるが、1秒の基準がより精度良くなると、自分の位置のズレがより正確になってくる。それが一番身近なところ」と話す。

 具体的には、GPSは複数の衛星と端末との電波の到達時間差で位置を割り出すため、時間の精度が上がるほど位置の特定も正確になる。「今スマートフォンで自分の位置を見ると実際より10メートルほどずれていたりするが、それがたとえば5センチになるまで精度が上がるかもしれない」。日常生活はもちろんのこと、山中などで遭難した人を探す救助隊も、より精度高く捜索ができる可能性も出てくる。

 精度の向上が恩恵をもたらすのはGPSだけではない。木原氏は金融取引への活用も挙げ、「株の取引はどういう順番で売り買いがされたかによって値動きが変わる。どちらが先だったのかが正確に分かるようになると、より金融取引で公平性が生まれてくる」と説明した。これを受けて、2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏は「証券会社がお得意さんを優遇しているという疑惑がよく話題になる。それが全部ガラス張りの記録になるとユーザーとしては安心できる」と述べた。

 時間研究はさらなる進化も見据えている。木原氏は、光格子時計よりも高い周波数領域を活用する「核時計」の研究が世界中で進んでいると明かし、「1カ月ほど前、光格子時計と同様にフィードバックをかけていく時計としての計測が初めて成功したという論文が出た。今の光格子時計よりもさらに高いケタ数まで測れるかもしれない」と語った。
(『ABEMA Prime』より)

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