【WWE】SMACK DOWN(6月26日・日本時間27日/イギリス・ロンドン)
日本人女子レスラーを献身的にサポートしてきた“褐色美人マネージャー”が“最強の敵”に変貌。担ぎ上げて鉄製の階段目掛けてキャッチ・アンド・リリースの危険技に実況席も思わず「危ない」「大丈夫か!」と絶叫するひと幕があった。
ジュリアとキアナ・ジェームスが「SmackDown」で一騎打ち。数週間前まで、クライアントと代理人として蜜月が続いたコンビが突如憎み合う関係に、特にキアナの「元パートナーを容赦なく痛めつける」ヒール性に注目が集まった。
これまでキアナはジュリアの「SmackDown」昇格をサポートし、英語の通訳、契約交渉、試合のセッティングまで献身的な手を貸してきた。しかし怪我明けで徐々にリングで実力を発揮してきたキアナはジュリアを「ファイターとして頼りにならない」と感じ始め、ジュリア側も自分の名前を利用されたとの不満を募らせてきた。幾つかの誤解が生じたが、極めつけは「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメントでキアナが敗退した際の、ジュリアの妨害。冤罪ながら両者の感情は決壊し、バックステージでの襲撃が、因縁を決定づけるきっかけとなった。
キアナは「契約が切れたら関係ない」とばかりにゴングからジュリアへ猛攻撃。顔面へビッグブーツ、グーパンと憎しみを感じさせる出だしに、ABEMAの解説「週刊プロレス」井上光編集長から「怒りがこもってますね」とコメント。ジュリアもサッカーボールキックを連発し、こちらも恨み爆発の泥仕合の予感。
しかし極めつけのキアナの攻撃が試合中盤に飛び出す。場外での攻防でジュリアを軽々と担ぎ上げ、リングポストではなく敢えて硬い金属製の階段目掛けてぶん投げて激突。「ゴン」と物騒な音が響きわたり井上編集長が「危ない、大丈夫か!」と唖然。この無法すぎるラフファイトにジュリアは背中を強打し大の字状態となった。
試合はキアナのペースで進み、2度のファルコン・アローでニアフォールなど圧倒するも、2度のUS王者戴冠と実績では上回るジュリアが、コーナーでの攻防で”サンセット・フリップ・ボム”を雪崩式で放ち攻守逆転。最後は”アリーヴェデルチ”から”ノーザン・ライトボム”の勝利の方程式で勝利。
怪我で1年半近く戦線離脱し、その後ジュリアの片腕を務める一方で徐々にリング復帰と遠回りしてきたキアナだが、元体操選手のフィジカルモンスターで女子戦線の有望株。NXT時代は、”優秀なビジネスウーマン”キャラでハンドバッグに凶器を忍ばせる突飛なギミックでも知られており、そんなヒール時代の勘を取り戻すように放たれた凶暴性にファンから「パワーあるわ」「痛え」「フィジカルが違いすぎる」と驚きの声が相次いだ。今回こそ因縁対決には敗れたものの、そのポテンシャルの高さから今後の女子戦線を担う存在として要注目だ。
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(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)
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