将棋の伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負が7月4日、徳川家康公ゆかりの「開運の地」として知られる静岡県浜松市の「浜松八幡宮」で開幕した。藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)と伊藤匠二冠(叡王、王座、23)による注目の第1局は、出だしから早くも大激戦の様相を呈している。
注目の一戦は、藤井王位の先手番で両者が得意とする角換わりの出だしに。盤上では、伊藤二冠が藤井王位の「八冠独占」を崩した2024年の第9期叡王戦第5局と同じ因縁の局面が出現。さらに前期王位戦第5局の進行もベースとなっており、互いの深い事前研究がぶつかり合う展開となっている。
じっくりとした間合いの計り合いが続くかと思われたが、対局は昼食休憩前にして早くも大きく動いた。ABEMAで解説を務める鈴木大介九段(51)は、「持久戦調になるかと思ったが、後手の伊藤さんから先に仕掛けた。それに対し、相手の言いなりにならない藤井流のすごい反撃が出ている」と盤上の変化を指摘。さらに、昼食休憩直前に指された意表を突く一手には「桂馬を跳ねた手はビックリして、腰が抜けました(笑)」と、トップ棋士による大激戦への突入に目を丸くしていた。
歴史的な因縁の局面から、未知の戦いへと突入した真夏の頂上決戦。昼食休憩明けから予想される難解なねじり合いから、一瞬たりとも目が離せない。
持ち時間は各8時間の2日制。
藤井王位、伊藤二冠が注文した昼食メニュー




