夫婦の家事分担 理想のバランスは?専門家「幸福度が最も高くなる割合は“妻58:夫42”」

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■「昔からの男女の感覚と経済合理性が合わさった結果」

佐藤一磨教授
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 家庭の経済学に詳しい拓殖大学の佐藤一磨教授は、日本の女性が男性の5.5倍家事育児をしているというデータについて、「日本、韓国、イタリアなどはこの数値が高く出やすい。背景には、男女の性別役割分業意識がかなり強い国だという実態がある」と語る。

 さらに「日本において男性の家事育児時間が短くなる背景には、相対的に男性の方が賃金が高く、女性の方が低いという状況がある。男性がたくさん働いて、空いた時間に女性が家事育児をした方が経済合理的だという判断になりがちで、昔からの男女の感覚と経済合理性が合わさった結果である」との見方を示した。

 女性の方が収入が多い家庭では、男性の方が家事をしているのだろうか。佐藤氏は「女性が稼ぐようになれば男性もある程度までは家事育児時間を増やしていく。しかし、世帯所得に占める妻の所得割合が50%以上になってくると、逆に男性の家事時間が減る傾向が見られる」と解説。

 その理由として、「男女の役割意識が強く働いて女性を家事育児に引き戻してしまう可能性」を挙げた。また、妻の所得割合が80〜100%の家庭で男性が家事をしないケースについては、「男性側が失業していたり、メンタルや病気の問題を抱えていたりして、家事ができない状況にあることも考えられる」と付け加えた。

■専業主婦「夫婦の家事育児の分担は、妻10、夫0でもいい」
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