「ギャンブルで8000万円」殺人・放火事件の共犯者を“口封じ生き埋め”殺害か…どうやって1人で埋めた?元刑事が推測 三原市男性生き埋め事件

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「謎しかない」どうやって“1人で生き埋め”?

 ここで疑問となるのが、生きたままの人間を1人でどうやって穴に埋めたのか。徳田さんの遺体が見つかった場所は、倉本容疑者が顔なじみの会社から整地作業の依頼を受けていた土地。ただ、工事に来ていたのは倉本容疑者と徳田さんの2人だけで、徳田さんは工事を手伝うために来ていたとみられている。

 近隣住民によると、その日、重機が何度も行き交い、大きな穴も掘られていたという。捜査関係者によれば、重機を使って徳田さんが穴にいるときに大量の土砂をかぶせたとみている。

 しかし、徳田さんをよく知る地元の知人達に接触すると、一様に「謎しかない」と口をそろえた。中学時代の同級生は「徳田はやんちゃで、中学3年生くらいの時からグレ始めていたと思います」、出入りするバーの店主は「ケンカっ早いやつでよくケンカしていた印象。ボコボコにされていることもあった記憶もある。生き埋めと報道では出ているが、タイマンで徳田が生き埋めにされる?徳田のことを知っている人間からしたら謎。ケンカ慣れはしているはず」と証言した。

 捜査関係者によると、遺体に外傷はなく、薬物も検出されていないとしている。ではどうしたのか。秋山氏は、警察が発表した文章に、そのヒントを見つけた。広島県警の発表に「同人(被害者)を土砂で埋めるなどし」との記述があり、この「など」に答えが隠されている可能性があると見る。

「警察が事件事案の説明で使う『など』は、犯人しか知りえない秘密の暴露が隠されている場合が多い。つまりその手口。例えば殴打した上で、ロープで縛るような行為が含まれている可能性も考えられる」

 倉本容疑者は、「私はしていません」と徳田さんに対する強盗殺人容疑は否認している。出口氏は倉本容疑者の人間性を、こう分析する。「どこまで関わっているか、はっきりしないことは多いが、いずれにしても本人がやり遂げたいと思っていることを、すべてやり遂げているということになる。相手の感情や気持ちを考えていない行動である。かなり“冷情的”、冷たい情けと書くわけですけども、冷情性がかなり高いタイプなんだろうなと」。

 秋山氏は「ただの殺人ではなく、強盗殺人で逮捕した」という点に着目する。「強盗には、“1項強盗”と“2項強盗”がある。1項は暴行・脅迫で財物を奪う。被害者から倉本容疑者は700万円の借金があり、それを不法に得たための2項強盗、プラス殺害のため、強盗殺人で逮捕されている」と説明する。

 どのようにして、生き埋めにしたのか。「警察は被疑事実を『土砂で埋めるなどし』窒息させたと読み上げた。ひらがなの『など』は動詞を表す。あくまで推測だが、絶対に人間は(穴に埋められる際)大声を出したり、抵抗したり、逃げようとしたりする。そうさせないためにロープで縛るとか、粘着テープで口をふさぐとか、抵抗できない状態にしてから穴に捨てた」。

 また、「あくまで推測だが、休憩中ウトウト寝ている時に縛るとか。抵抗させず、大声を出せない状態で生き埋めにした。「など」の部分の行動は“秘密の暴露”になるため、今後公判で明らかになるだろう」と予想した。

今後の捜査、余罪の追及は?
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