【FIFAワールドカップ2026】スペイン代表 2ー1 ベルギー代表(日本時間7月11日/ロサンゼルス・スタジアム)
ワールドカップの魔物に飲み込まれた後輩GKを、絶対的守護神が優しく抱きしめた。
ベルギー代表は日本時間7月11日、FIFAワールドカップ2026の準々決勝でスペイン代表と対戦。1-1の同点で迎えた71分、ベルギーにアクシデントが発生する。好セーブを連発していたGKティボー・クルトワが右足を痛め、ベンチスタートだった24歳のセンヌ・ラメンスと緊急交代することになったのだ。
しかし、突如としてW杯デビューを飾ることになったラメンスを、過酷な試練が待っていた。88分、自陣に釘付けとなったベルギーは、ペナルティーエリア外からDFパウ・クバルシにフリーで右足を振り抜かれる。シュート自体はGKの正面を突いたものの、手前で大きく弾む難しいバウンドとなり、ラメンスは痛恨のファンブル。こぼれ球にいち早く反応したMFミケル・メリーノに決勝ゴールを奪われてしまった。
試合はそのまま1-2で終了し、ベルギーは無念の敗退。試合後、ミスを犯したラメンスには同情や悲鳴が寄せられたが、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』の取材に応じたクルトワは、自身の負傷交代の舞台裏を明かしつつ、真っ先に後輩を擁護した。
「こんな特別な試合で敗退するのは本当に残念だ。後半はすごく調子が良くて、いくつかセーブもしていたからピッチに残りたかった。でも、ロングキックの時に大腿四頭筋に痛みを感じたんだ。もう長いボールは蹴れないと伝えたよ。ゴールマウスに立ち続けることはできたけど、監督から『100%じゃないなら交代させる』と言われた。最初はプレーを続けたかったけど、監督の決断を受け入れた。当然だけど、チームが何よりも優先されるべきだからね」
「これもサッカーの一部」


