ミシュラン掲載店の9割が男性の現実…女性シェフを阻む「負のループ」と結婚・出産の壁

ABEMA Prime
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■「女性でもできると証明したい」変わりゆく業界と残る課題

 出産後も現役を続ける木本氏は、コースの品数を厳選し、自分がいなくても運営を任せられるスタッフを育てて体制を整えた。堀内氏は「当時40歳になる時、結婚して子供を産むか、自分のお店をやるかという中で後者を選んだ。お店は私の子どもみたいなものだ」と話す。

 情報キュレーターの佐々木俊尚氏は、料理の世界の構造的な問題として「文化の強度」を指摘する。「家庭料理とプロの料理の文化が全然違うように、地方の大衆食堂の文化とミシュランの星を獲る文化でも全然違う。高度な文化になればなるほど文化の強度が強くなり、そう簡単には変わらない」。

 しかし、「ワンオペでシェフ一人、カウンター6席から8席のコース料理というシンプルな形態のお店が出せるようになってきた。そういう方向に行けば行くほど、昔の徒弟制度の中で働いてきた人ではない人でも、自由でクリエイティブな料理を作っていく余地ができてきている」と変化の兆しも語る。

 将来について、木本氏は「今、女性料理人として子供を産んで育てながらリアルに働いているので、ロールモデルになれたらいいと思っている」と語る。堀内氏は、「女性料理人がいなかった時代からこの業界に入ったので、誰かがやり遂げないと女性にできるということが証明できない。自分の人生をかけて女性でもできると証明したいと思ってやってきた。今は次の世代に託す時期なのかなと思っている。これからの、料理人を目指す女性たちに頑張ってほしい」と述べた。

(『ABEMA Prime』より)

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